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お知らせ

【みんなでSDGs!】
医療のプロを学校へ!
NPO法人沖縄がん教育サポートセンターが挑む
「健康課題解決とちむぐくるの輪」

REPORT / 2026.10.01

9月は「SDGs普及啓発強化月間」です!県では「みんなでSDGs!」を合言葉に、地域課題の解決に取り組む企業や団体と連携し、県民参加型イベントを実施しています。

同イベントの一つとして連携していただいたNPO法人沖縄がん教育サポートセンターは、子どもたちががんの予防や早期発見・検診についての正しい知識を学び、がんを通して様々な病気への理解や自他の健康・命の大切さに気づくことを目指して活動しています。
今回は、同センターの協力のもと専門看護師が講師を務めた、南風原町立津嘉山小学校での「がん教育授業」の様子をお届けします。

今回講師を務めたのは、「わらいふ訪問看護」管理者でがん看護専門看護師の狩俣勇斗さんです。 

狩俣さんがこの活動に参加したきっかけは、病院勤務時代に感じていた強い想いでした。
「病院にいた頃、早期発見・早期治療のために『がん検診の受診率をもっと上げたい』と強く感じていました。
しかし当時の私には、その重要性を広く地域に伝える手段がなかなかありませんでした」(狩俣さん)

こうした医療現場の課題に対し、同センターでは専門知識を持つ医療従事者やがん経験者を外部講師として育成し、学校現場へ派遣する仕組みを整備・展開しています。
狩俣さんもこの趣旨に賛同し、講師として参画。
子ども期からのアプローチ(健康教育)を通じて、将来の健康的な生活習慣づくりだけでなく、家庭(保護者世代)へ受診の大切さを波及させるという、持続可能な社会課題解決に向けた取組をともに進めています。

南風原町立津嘉山小学校で行われたがん教育「未来を守るがん教育 〜知って備えるセルフケア〜」では、子どもたちがイメージしやすいようにアニメーションや対話を交えた工夫いっぱいの授業が行われました。 

狩俣さん:「友達と喧嘩してモヤモヤした時、みんなはどうする?」 

子どもたち:「ゲームする!」「寝る!」「遊ぶ!」「叫ぶ!」「走る!」「食べる!」

狩俣さん:
「すごくいいね。僕は友達に話を聞いてもらったりするよ。実は、こうして話を聞く・心や体を楽にすることも『緩和ケア』なんだよ」

 一般的に終末期のイメージが強い「緩和ケア」。
ですが本質は「病気の予防や治療と並行して、痛みや心のつらさを和らげるケア全般」を指します。
身近な例えを通すことで、子どもたちも緩和ケアの本質を深く理解していたように思います。 

また、授業後に行われた質疑応答では、子どもたちから率直で鋭い質問が相次ぎました。

「がんってどんな体型の人がなりやすいですか?」
「生まれた時からがんの人もいるの?」
「がんのサインってあるの?」
「がんは何歳からなりやすいですか?」

こうした直球の問いに対し、講師の狩俣さんも簡単には答えが出せない場面もあり、言葉を選びながら真剣に向き合う姿が見られました。
早期からの専門教育が、子どもたちの高い関心を引き出していることがうかがえました。 

沖縄県では、共働き世帯の多さによる「忙しさ」などを背景とし、全国と比較しがん検診の受診率は低いことが課題となっています(大腸がんの検診受診率は約40%)。
授業で学んだ「セルフケア」や「身近な人に寄り添う心(ちむぐくる)」について、子どもたちが家庭で保護者に話すことで、忙しい大人の背中を押し、がん検診受診への大切なきっかけとなります。
子どもたちの学びから始まる「ちむぐくる」の輪が家庭や地域へ広がり、誰もが健康で支え合える社会づくりへとつながっていくことが期待されます。

「がん教育は、単にがんの知識を学ぶだけではなく、自分自身の健康や命について考え、病気を抱える人やその家族への思いやりを育む教育でもあります。
子どもたちが学校で学んだことを家庭で話すことで、その学びが保護者や地域へと広がり、誰かが自分自身の健康を見つめ直すきっかけになるかもしれません。
これからも医療・教育・地域をつなぎ、子どもたちから家庭、そして地域へ『ちむぐくる』の輪を広げ、誰もが健康について考え、支え合える沖縄を目指して活動してまいります。」



「ちむぐくる」を持って互いを思いやり、誰もが安心して健康に暮らせる沖縄を目指して、地域全体でSDGsの取組を広げていきましょう!

沖縄がん教育サポートセンター
〇所在地:沖縄県那覇市赤嶺2丁目1番地の9
〇公式サイト:https://okinawa-cancer-education.org/

「おきなわSDGsプラットフォームサイト」に関するお問い合わせ先


【おきなわSDGs プラットフォーム事務局】
E-mail: platform[@]okinawa-sdgs.jp