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お知らせ

【事例紹介】駆除ハブを有効活用したハブ革製品<yu-i FACTORY>

REPORT / 2026.09.01

今回は、yu-i FACTORYさんの活動をご紹介いたします。

yu-i FACTORY 代表 幸地 賢尚さん

当店は、県内で毎年約2000匹捕獲されている駆除ハブを活用し、ハブ革のなめし加工からデザイン、製造、販売までを全て行っている県内唯一の工房です。
昔から怖がられ、嫌われているハブを有効活用し、新しい伝統工芸品の創作に取り組んでいます。
幼いころからアクセサリーづくりが好きで、高校生のころには、将来は自分のお店、ブレンドを持ちたいという夢がありました。
自分で企画や販売にも挑戦したいと思い、大学で経営学を学びながら、専門学校で革製品づくりを学んでいました。
ブランドを立ち上げる際、沖縄の素材を使いたいと考えて思い浮かんだのがハブ革です。他の革製品と違ってハブ革には独特の模様があり、同じ模様は二つとないところにも着目しました。

ハブ革のなめし加工から製造、販までを一貫して行う

当店では3種類のハブ革を使用していますが、地域によって模様が異なり、それぞれの特徴を生かして、バッグや財布、スマホケースなど、約200種類のアイテムを制作しています。ハブ革は、縁起が良いといわれている数字「8」の模様がところどころにあり、お客さまにも喜ばれています。

▼ 地域によるハブの模様の違い

沖縄本島南部全体的に白く、模様が中央に集中
沖縄本島北部全体的に模様が分散
久米島中央のみに模様がある
地域によって異なる模様を生かした商品を開発

一般的に知られているニシキヘビ(パイソン)革と比べると、ハブ革は1/3~1/2と小さく、数も限られているのでとても貴重です。

さらにハブ革は薄いので加工に苦労していますが、模様が緻密で小物のデザインに適しているため、小さな端材はアクセサリーやキーホルダーに利用するなど、余すことなく活用できる商品づくりに取り組んでいます。
ハブ革の模様を生かして時計の文字盤やベルト部分に使った腕時計は、2017年「沖縄県商工会特産品コンテスト」で県知事賞を受賞しました。

貴重なハブ革を余すことなく活用

県内で駆除されたハブは、以前は全て焼却処分されていましたが、それを買い取って利用しているため、生態系を崩すことなく、環境にも配慮したアイテムを制作しています。
駆除ハブをアップサイクルすることで、新しい伝統工芸品として還元サイクルを生み出すことを目指しています。

当店で使っているハブ革や牛革は、土にかえるほど環境に優しいタンニンレザーで、使うほどに革の風合いがとてもよく出てきて経年変化を楽しめます。
製品化に必要な伸縮性や耐熱性などをテストして基準値をクリアしており、ヘビ革分野では日本初の「日本エコレザー基準認定」を取得しました。

ハブは危険な生物ですが、その魅力や共存できることを知っていただければと思っています。そこで、沖縄の方だけでなく観光客の皆さんにももっとハブの情報を発信できるように、基幹店を開く計画を進めています。

また、お客さま自身がアクセサリー作りを楽しめるよう、ハブ革の端材を有効活用した“「ハブ」つくろう!”というアクセサリーキットを商品開発しました。
必要な材料や道具も全て揃っていて、作り方の動画も用意しました。

貴重なハブ革を余すところなく有効活用できることはもちろん、観光客の皆さまが自分でハブ革アクセサリーを作って、それを身につけて旅を満喫して、沖縄滞在中も地元に帰ってからも楽しんでいただけると思います。

自分でハブ革アクセサリーづくりができるキット

オープンから19年目を迎え、珍しいハブ革を使った私たちの取り組みに興味を持ってくださるお客さまが増えていきています。最近では商品だけでなく、その背景や製造工程について質問されることも多くなっており、とてもうれしく思っています。ここでしか買えない商品や体験できないことを、これからも発信していきたいです。

yu-i FACTORY
〇所在地:〒901-1105 沖縄県島尻郡南風原町新川583
〇TEL:098-888-0126
https://www.yu-ifactory.com

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E-mail: platform[@]okinawa-sdgs.jp