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お知らせ

【事例紹介】家具の循環消費で環境を守りながら暮らしを豊かに -前編-

PROJECT / 2023.12.01

今回は、沖縄県内で家具インテリアを販売しているTODAY O!Kやmaxplus、THE GRACEなどを運営する株式会社大川の活動をご紹介いたします。

株式会社大川
社長室室長/総務部部長
松野 憲道さん (写真右)
総務部
比嘉 あずささん(写真左)

■株式会社大川について

 株式会社大川は「沖縄の暮らしをもっと楽しく、豊かにしたい」という思いのもと、家具インテリアの小売事業を中心に、法人向け事業やリサイクル事業、福祉用具販売事業など、4つの事業を展開しています。家具インテリア小売事業では、県民のさまざまなライフスタイルやニーズに応えるため、異なるターゲット層を設定した6つの店舗を展開し、大型の家具からインテリア用品まで、暮らしを快適にするさまざまな商品を販売しています。

 2021年には創業60周年を迎え、時代と共に変化する人々の暮らしに寄り添い、豊かな暮らしの実現に取り組んでいます。


■大川が取り組むSDGs

 私たちは主に「家具のリサイクル」「沖縄の女性たちの自立支援」「首里城復興支援」の3つの活動に取り組んでいます。

 「家具のリサイクル」は、私たちが一番力を入れている活動です。主に「ReOK」で行っている取組で、ご家庭で不要になった中古の家具を預かり、委託販売を行なっています。使わなくなった家具をReOKに出品することで、廃棄する予定だった家具でも、次に使う人が見つかり、廃棄物の削減につながっています。また、買い手のつかなかった家具や、そもそも傷みが激しく商品に出来なかった家具は、私たちで処分することになりますが、全てリサイクルできる状態まで解体・分別しています。こうすることで、資材としてリサイクルすることができますし、廃棄するにしても焼却時に排出されるCO2を削減することができ、環境問題の改善にもつながっているのです。さらに、家具を分解する際に、さまざまな家具の構造を知ることができるので、仕入れや自社のプロダクトにも活かすことができます。お客さま・環境・私たちの三方にとって、とてもいい取組です。

 「沖縄の女性たちの自立支援」では、NPO団体の施設やシェルターへ家具・インテリア、生活用品の寄贈をおこなってきました。寄贈する際には、家具が置かれる場所や施設を利用する方々の気持ちに寄り添えるような家具を選んでいます。また、低所得家庭の子どもたちに無償で学習塾を提供しているNPO団体さまが、勉強机と椅子、本棚の調達に困っているとお聞きし、協力させていただきました。沖縄県が抱える貧困問題に対して、家具屋だからこそできることで貢献しています。
 家具を必要としている方の元へ良いものを届けるために、寄付する家具については、お互いに相談し合って、決めています。

 「首里城復興支援」では、自社プライベートブランド「OHAYO!」のベッドマットレスや枕の売上金の一部を、沖縄県への地域貢献として寄付しています。寄付の対象となる商品には、オリジナルの支援ラベル「ACTION for TOMORROW produced by OHKAWA」を付けて販売しており、この取組を通して、私たちの首里城復興に対する思いをお客さまに発信しています。
 県内企業として、沖縄の歴史・文化の継承につながる取組を継続していく予定です。

写真:「沖縄の女性たちの自立支援」で女性の人権保護施設へ寄贈した家具・インテリア


■お困りごとからはじまった「ReOK」

 家具のリサイクル「ReOK」は、お客さまのお困りごとをきっかけに、2009年から始めました。

 家具を買いに来る方のほとんどが買い替えのお客さまなのですが、接客の時に「家具の買い替えってタイミングが難しいよね」って話になるんです。新しい家具を購入しても、届くまで古い家具を置いておかないといけないし、新しい家具が届いたら、古い家具はすぐに手放さないと、置く場所がない。家具の出し入れのタイミングや、業者の手配に時間もお金もかかって面倒だというお声を多く聞きました。 このお客さまの声から生まれたのが「ReOK」です。私たちは自社で家具の配送をしているので、お客さまが購入した家具をお届けしながら、古い家具をお引き取りして、そのままReOKに出品できます。お客さまにとっては、家具の買い替えがスムーズになるし、古い家具もすぐ販売できるので、家具を買い替えるハードルがとても低くなったと思います。


■環境問題の改善にもつながる「家具のリサイクル」

 近年、廃棄物の排出量が年々増えており、最終処分場(埋立地)の不足が深刻な問題となっています。最終処分場の容量は、全国平均で残り10年ほどと言われ、沖縄県内の状況はさらに深刻です。

 私たちは「ReOK」で行っている家具のリサイクルを通して、この問題を改善したいと思っています。今までは、不要になった家具は廃棄することがほとんどでしたが、お客さまが使わなくなった家具を「ReOK」に出品することで、再販・寄贈する「リユース」、使えなくなった家具を解体してゴミを減らす「リデュース」、さらに、解体した家具は、木材や鉄、ガラスや布など、25項目の素材に分けて資材化する「リサイクル」の3Rに繋げています。家具の3Rを実施することで、2023年だけで、27,000点の家具がリユースされ、廃棄せざるを得ない家具も、解体し、資材化することで、廃棄コストを65%削減することができました。

写真:ReOKの店の様子と、傷みや汚れで販売できない家具を解体する様子

※後編記事は12/11の公開を予定しています。

株式会社大川

所在地:〒904-2174
沖縄県沖縄市与儀3丁目20番1号

TEL:098-930-7272
FAX:098-930-7282

HP(https://o-kawa.jp