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お知らせ

【事例紹介】食・健康・環境をつなぐ循環型農業 <農業生産法人 株式会社 もとぶ牧場>

REPORT / 2026.03.12

今回は、もとぶ牧場さんの活動をご紹介いたします。

農業生産法人 株式会社 もとぶ牧場
営業企画部 主任
金城 知弥さん

私たちは、豊かな自然に恵まれた本部町で、安全で安心できるおいしい牛肉を目指し、2,000頭のもとぶ牛を飼育し、精肉の加工から販売まで行っています。

もとぶ牛は、口溶けの良い優しい甘みとうま味が詰まった3等級から5等級の上質な沖縄ブランドの黒毛和牛です。

牛1頭ごとに個体識別番号を割り当て、出生からのあらゆる情報をデータ化して管理。 広々としたケージでのびのびと大切に育て、牛1頭1頭をスタッフが直接見て、触って、日々体調の変化をチェックしています。

本部町、名護市、那覇市にあるレストランでは、もとぶ牛を贅沢に堪能できる特選コースからアラカルトまで、牧場直営ならではの豊富なメニューをご用意しています。

△個体識別番号を割り当て、データ管理しながら牛を育てる

私たちは、食・健康・環境をつなぐ持続可能な循環型農業で6次産業化に取り組み、沖縄の地域経済の発展に取り組んでいます。

まず、オリオンビール工場で廃棄されていたビール粕や糖蜜などを仕入れて、発酵飼料として牛に与えています。廃棄されていたビールの副産物を有効活用できるうえ、発酵飼料を食べると腸内環境が良くなって肉質にも影響があり、牛が大きく育つというメリットもあります。

また、牛ふんを良質な有機たい肥にして、県内の小学校や農家、ホームセンター、道路整備工事などに活用しています。発酵飼料で育てた牛のふんは、一般的な飼料と比べて臭いが少ないのも特徴です。

これまで廃棄されていた資源を発酵飼料にし、牛ふんを有機たい肥にして土壌改善に活用して農作物を育てるというサイクルを地域内で完結させることで、環境負荷を最小限に抑えた持続可能な農業を続けています。

「地元のビールの副産物で育てた地元の牛」というストーリーも魅力だと思います。

△ビール粕や糖蜜を活用した発酵飼料

資源を無駄にしない取り組みの一つとして、食用だけでなく別の商品として生まれ変わらせる商品開発にチャレンジし、廃棄されがちな牛脂を有効活用した「もとぶ牛石鹸」を開発しました。

人肌に近い脂肪酸組成で肌になじみやすく、保湿力が高いことが特徴です。沖縄の強い紫外線から肌を守り、通常の牛脂石鹼に比べて匂いが少なくて優しい使用感があります。

沖縄のさんぴん茶をイメージした「ジャスミンの香り」と、牧草をイメージしたティーツリーにラベンダーをブレンドした「ラベン ダーの香り」の2種類をセットで、直営レストラン4店舗と那覇空港で販売しています。

どちらも全身に使っていただけますが、炭が入っている「ラベンダーの香り」はボディ用、洗顔には「ジャスミンの 香り」をおすすめしています。

上品でおしゃれなパッケージに仕上げており、カップルにもぴったりですし、ご家族へのお土産やプレゼントにもおすすめです。

△プレゼントやお土産にぴったりな「もとぶ牛石鹸」

食品ロスを削減したいという思いから、これまで廃棄されがちな牛の内臓を使った「中身汁」の開発を進めています。沖縄の「牛汁」のようなメニューを考えており、1人前ずつパウチにして、レンジで温めて気軽に食べられる商品にするつもりです。

常温保存ができるので、観光客の皆さんにも喜ばれるのではと期待しています。

私たちは、皆さんにおいしい牛肉を食べてもらうことはもちろんですが、食用だけでなくさまざまな商品として生まれ変わらせることで、資源を無駄にせず生かして、牛を余すところなく使い切ることを大切にしています。

このような取り組みを今後も積極的に発信していきながら、県内の企業やホテル、飲食店との連携を深めていき、SDGsの考えを取り入れた商品づくりや企画づくりに挑戦していきたいです。

【農業生産法人 株式会社 もとぶ牧場】
○所在地:〒905-0223 沖縄県国頭郡本部町大嘉陽 472
○TEL:0980-47-5911
○公式サイト:https://motobu-farm.com/


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おきなわSDGs プラットフォーム事務局|E-mail: platform[@]okinawa-sdgs.jp