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お知らせ

【事例紹介】~地域の子どもたちに、体験をとおして学びを~

REPORT / 2023.02.16

 今回は、『地域の子どもたちの教育』にスポットを当てて、おきなわSDGsプラットフォームパートナー会員の活動をご紹介いたします。

おきなわ環境クラブが目指す未来

 特定非営利活動法人おきなわ環境クラブ(Okinawa Environment Club 略称:OEC)は、地域の子どもと大人が共通の実践と体験を通して自然と環境への理解を深めていくことを目的に、1999年4月に設立されました。以来、ラムサール条約登録湿地である漫湖周辺を主なフィールドに、地域の子どもや大人向けに環境学習のための自然体験プログラムを提供し、水辺の環境保全活動に取り組んでいます。

産学連携による「水辺の環境学習教材」の開発

琉球大学教職大学院 藏滿逸司 (くらみつ いつし)准教授の協力を得ながら、産学連携にて、3つの教材「おきなわ水辺のいきものさがし」「国場川クリーンアップすごろく」「ゴミ分類ゲーム」を開発

 OECでは「国場川ごみゼロ作戦」を寄付金事業として立ち上げ、その一環として「水辺の環境学習教材」を開発しました。河川のごみは人々の生活の近いところで発生し、やがて海へと流れていくことから、河川のごみを減らすことは海洋ごみ対策にも繋がります。教材体験を通して沖縄の水辺の環境を守る心を育てることで、ごみ問題改善を目指しています。

水辺の環境ボランティア活動

 OECではボランティアの参加を募り、毎月定例(第2または第3土曜の朝)で、国場川河口域河川敷で植生再生活動を行っています。また、不定期で国場川河川敷の散乱ごみの回収と調査を行っています。ごみ拾いを行うだけでなく、分類や分析調査を行うことで、散乱ごみの傾向を視覚化し、発生抑制へ繋げます。皆様のごみ拾い活動も一工夫で「調査活動」になります。関心のある方は是非ご連絡ください。

※OECは南部国道事務所とボランティア・サポート協定を結び、また沖縄県の河川課には河川愛護会として登録し、国場川河口域の河川敷で活動しています。

お問い合わせ先
特定非営利活動法人おきなわ環境クラブ(OEC) 
TEL:098-833-9493 FAX:098-833-9473 E-mail:kokuba[at]npo-oec.com
※メールを送信の際は[at]を@に変えて送信ください。
HP:https://npo-oec.com/

CoderDojo名護が目指す未来

 CoderDojo(コーダー道場)は主に7〜17歳の若者を対象とした非営利のプログラミングコミュニティです。2019年に沖縄県名護市で立ち上げられたCoderDojo名護は、このCoderDojoの理念に基づいて運営されています。CoderDojo名護は、沖縄県北部地域において、テクノロジーとつくること・表現することに趣味を持つ人が、世代を超えて集うコミュニティでありつづけることを目指し、子どもたちが自発的に興味・関心を追究するためのきっかけを提供しています。

地域での活動・連携

 CoderDojo名護では、ロボットプログラミング体験、3DCG作成、教育版マインクラフトを活用したモノづくり、ドローンプログラミング体験、3Dプリンター体験など、様々な体験を実施しています。また、地域の企業・団体と連携した取り組みとして、イベントの開催なども行っています。
 美ら海水族館協力のもと実施したワークショップでは、海の環境やウミガメの生態などについて学び、実際にウミガメの泳ぐ姿などを観察した後に、コンピュータを使って未来の水族館づくりに挑戦しました。地域の取り組みを学び考えたことを表現することは、自分たちが住む地域をよりよく知ることにもつながります。

今後の展望

 子どもたちに、プログラミングを含め、SDGsに関連したモノづくりの機会、新しい視点や気づきを与えられるような非日常的な体験を提供していきたいと考えています。また、共通のツールを使うことで、日本語以外を母国語とする子どもたちとの交流の機会も持てればと考えています。

 CoderDojo名護の活動にご協力いただける方、コラボイベントの企画・運営に参画いただける企業・団体、個人の皆さまと、お互いが持っているものを掛け合わせ、活動を広げていきたいと考えています。関心のある方は是非ご連絡ください。

お問い合わせ先
CoderDojo名護
http://coderdojo-nago.com/